ワールドカップスラローム男子第2戦(フランス・アルタバディア)、 ラインフリート・ヘルブスト選手が第1戦に続き連勝
フランス・アルタバディア-12月21日、アルペンスキーW杯2009-10シーズン男子スラローム第2戦は、初戦に続いてブリザードチームのラインフリート・ヘルブスト(Reinfried Herbst、オーストリア)選手が優勝。今シーズン、華々しいスタートダッシュを決めました。
この日のアルタバディアは、連日の冷え込みで強烈にハードパックされたコースとなり、1本目で、すでに途中棄権者が22名も出るほど難易度の高いセッティングとなりました。
1本目、7番スタートだったヘルブスト選手は、このハードなコンディションをものともせず、スムーズに滑り降り、トップとは+0.22差の2位と好位置をキープ。続く2本目でもミスなく決めて、トップのマンフレット・プランガー選手に逆転勝ち。第1戦に続き、2戦連続優勝を手に入れました。
勝因について聞かれたヘルブスト選手は、「自分の体調や滑りの感覚を維持するのは非常に難しかった」と話しています。実は第1戦終了から、この第2戦までは5週間もの期間がありました。その間も自分の滑りを磨き続けたヘルブスト選手の地道な努力が、この連続優勝に結びついたと言えるでしょう。
また、ヘルブスト選手のチームメイトで、テクニカブーツを使用するマンフレット・プランガー選手は、ヘルブスト選手に逆転されたものの、見事3位入賞。テクニカグループレーシングサービスクルーにとって、この日は最高の1日となりました。
FIS スキーワールドカップ2009-10シーズン男子スラローム第2戦結果
2009年12月21日/フランス
Rank | NAME | NATION | 1st run | 2nd run | Total | SKI |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | HERBST Reinfried | AUT | 53.57 | 55.74 | 1:49.31 | Blizzard |
2 | ZURBRIGGEN Silvan | SUI | 53.93 | 55.46 | 1:49.39 | Rossignol |
3 | PRANGER Manfred | AUT | 53.35 | 56.13 | 1:49.48 | Voelkl |
4 | MOELGG Manfred | ITA | 54.26 | 55.55 | 1:49.81 | Fischer |
5 | JANYK Michael | CAN | 54.21 | 55.77 | 1:49.98 | Rossignol |
6 | RAZZOLI Giuliano | ITA | 54.57 | 55.73 | 1:50.30 | Nordica |
7 | LIZEROUX Julien | FRA | 54.65 | 55.96 | 1:50.61 | Dynastar |
8 | ROCCA Giorgio | ITA | 54.74 | 56.16 | 1:50.90 | Salomon |
9 | COCHRAN Jimmy | USA | 56.81 | 55.86 | 1:51.01 | Voelkl |
10 | BAECK Axel | SWE | 55.50 | 55.57 | 1:51.07 | Rossignol |