スイス／レンツァーハイデ -- 3月19日。 第8、9戦と連続で頂点に立ち、絶好調のマリオ・マット選手が、最終戦となるスイスでも素晴らしい活躍を見せてくれました。

この日、レンツァーハイデは気温がかなり高く、雪質はかなり柔らかい最悪のコンディション。そんな中、マット選手の1本目。41.27のタイムで、トップに立ちます。

そして2本目。最悪のコンディションに輪を掛けて、濃い霧が発生。観客席から選手が見えないという状況の中でも、マット選手は44.48のタイムをマーク。しかし、わずか0.03秒差で惜しくも2位という結果に。

とはいえマット選手は、3戦連続で表彰台に昇るという快挙を成し遂げてくれました。とても2年間表彰台から遠ざかっていたとは思えぬ好調ぶりに、早くも来シーズンの期待をしてしまいそう。

完全復活を果たしたベテランの滑りが、今から楽しみです。

FIS スキーワールドカップ2010-11シーズン男子スラローム第10戦結果

2011年3月19日/スイス