FISアルペンスキー世界選手権。ロメド・バウマンが男子SCで銅メダル獲得!
オーストリア/シュラドミング--2月11日。テクニカ-ブリザードチームのロメド・バウマン選手(AUT)が、スーパー・コンバインド(DH+SL)で見事銅メダルを獲得しました。
1走目は、正午からスタートしたダウンヒル。バウマンは2日前に開催された種目別DHで優勝したスヴィンダル選手(NOR)らをおさえてトップタイムを叩き出しました。実はレース前日(10日)のトレーニングランでも、バウマン選手はトップタイムをマークしており、今大会のDHコース攻略に確かな手応えを感じていたのかもしれません。
そしてむかえた2走目のスラローム。トップ集団の最終スタートとなったバウマン選手は、SLを得意とする選手たちを相手に善戦。DHで得たアドバンテージを活かして2本トータル3位となったのです。
もともと高速系の種目を得意としているバウマン選手も「自身のキャリアでもベストなSLレースだったよ!」と振り返っています。今回の世界選手権では、地元オーストリア勢が今一つ波に乗り切れない状態が続いており、このバウマン選手のフィニッシュの瞬間は、地元勢の応援に駆けつけていた大観衆のひときわ大きな歓喜の声に包まれました。
「今回の結果にはとにかく満足している。マテリアルのセットアップも完璧で、スピードに乗った最高のレースが出来た」と、大観衆同様、興奮冷めやらぬ様子で語ってくれたバウマン選手と、テクニカ-ブリザードチームにとって、この2月11日は記念すべき日となりました。
FISアルペンスキー世界選手権2013 男子SC結果
2013年2月11日/オーストリア
Rank | NAME | NATION | DH | SL | Total | SKI |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | LIGETY Ted | USA | 2:02.10 | 54.86 | 2:56.96 | Head |
2 | KOSTELIC Ivica | CRO | 2:02.75 | 55.36 | 2:58.11 | Fischer |
3 | BAUMANN Romed | AUT | 2:01.38 | 56.75 | 2:58.13 | Blizzard |
4 | ROMAR Andreas | FIN | 2:02.93 | 55.37 | 2:58.30 | Atomic |
5 | VILETTA Sandro | SUI | 2:03.17 | 55.21 | 2:58.38 | Salomon |
6 | PINTURAULT Alexis | FRA | 2:04.73 | 53.68 | 2:58.41 | Salomon |
7 | ZURBRIGGEN Silvan | SUI | 2:03.01 | 55.41 | 2:58.42 | Rossignol |
8 | JANKA Carlo | SUI | 2:02.41 | 56.24 | 2:58.65 | Atomic |
9 | PARIS Dominik | ITA | 2:02.07 | 56.81 | 2:58.88 | Nordica |
10 | MAYER Matthias | AUT | 2:02.16 | 57.21 | 2:59.37 | Head |