13-14 W-Cup男子Super-G第2戦 チーム期待の新鋭が2位表彰台を獲得
アメリカ/ビーバークリーク -- 12月07日。
2013-14シーズンのアルペンスキー・ワールドカップは、12月に入ると同時に、その舞台を北米に移し、高速系種目がスタート。そうしたなか、テクニカ-ブリザード・チーム期待の新鋭、オトマー・シュトリーディンガー選手(AUT)が、男子スーパーGの第2戦で、見事2位表彰台を獲得しました。
シュトリーディンガー選手は、1991年4月生まれの22歳。今のところWCではダウンヒルとスーパーGの2種目にエントリーする高速系種目のスペシャリストですが、2010年11月のワールドカップ・デビューから16戦目にして、早くも表彰台の一角へ上りました。
どんよりとした曇り空ながら、バーンのコンディションは良好な状況で迎えたレース当日。28番スタートのパトリック・キュン選手が、会心の滑りで唯一1分21秒台のタイムをマーク。ランク上位の30名が滑り終えたことで、表彰台メンバーもこれで決まりだろう、と誰もが思っていた中、ビブナンバー45番のシュトリーディンガー選手は、トップのキュン選手に0秒24差という驚異的なタイムで2位に飛び込んだのです。
「自分でも信じられないよ!まさに夢のようだ!!」とシュトリーディンガー選手。その後のインタビューでも「スタートゲートでは、とにかく全力を出し切ってプッシュするんだと自分自身に言い聞かせていたんだ。それにしても、この2位という結果は想像もしていなかったよ」と、これまでの自身のキャリア最高位の17位から、大きくジャンプアップを果たした記念すべきレースに、興奮冷めやらぬ状態で答えていた姿が印象に残りました。
FIS スキーワールドカップ2013-14シーズン男子スーパーG第2戦結果
2013年12月07日: BEAVER CREEK/アメリカ
Rank | Bib # | NAME | NATION | Time | Diff. | SKI |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 28 | KUENG Patrick | SUI | 1:21.73 | 0.00 | Salomon |
2 | 45 | STRIEDINGER Otmar | AUT | 1:21.97 | 0.24 | Blizzard |
3 | 16 | REICHELT Hannes | AUT | 1:22.11 | 0.38 | Salomon |
3 | 5 | FILL Peter | ITA | 1:22.11 | 0.38 | Atomic |
5 | 18 | LIGETY Ted | USA | 1:22.21 | 0.48 | Head |
6 | 25 | MERMILLOD BLONDIN Thomas | FRA | 1:22.27 | 0.54 | Salomon |
7 | 21 | SVINDAL Aksel Lund | NOR | 1:22.34 | 0.61 | Head |
8 | 11 | HEEL Werner | ITA | 1:22.41 | 0.68 | Atomic |
9 | 15 | JANSRUD Kjetil | NOR | 1:22.64 | 0.91 | Head |
10 | 22 | MAYER Matthias | AUT | 1:22.66 | 0.93 | Head |