13-14 W-Cup男子SL第2戦 マリオ・マット選手が見事優勝を飾る
フランス/ヴァル・ディゼール -- 12月15日。
SUPER MARIO IS BACK!!
テクニカ-ブリザード・チームのマリオ・マット選手(AUT)が、ヴァル・ディゼールで開催された男子SLの第2戦で見事に優勝を果たしました。これまで幾度となくワールドカップの表彰台にあがってきたマット選手ですが、優勝は2011年3月のクラニスカ・ゴラでのSL以来という久々の勝利です。これでワールドカップ通算15勝(SLで14勝、スーパーコンバインドで1勝)となり、SLでの14勝はオーストリア・チームにおいてライヒ選手と並ぶ最多タイ記録に。
快晴の素晴らしい天候の下で開催された今回のレースですが、前日におこなわれたGSと同様、立つことすらままならない程に氷結した、選手にとっては大変シビアなバーンが舞台。その過酷なコンディションを物語るように、68名の出場選手中、29名がコースアウトをするというサバイバルレースとなりました。
7番スタートのマット選手は、1本目からこの厳しいコースをフルアタックし、トップタイムをマーク。むかえた2本目でもベテランらしい堅実な滑りを披露して見事に逃げ切り、表彰台の頂点にあがったのです。
「この2年間、なかなか勝ちきれない状況が続いていたから、この結果にはとても満足しているよ」と語るマット選手は、今季はシーズン前のトレーニングと調整が非常に順調であったこと、そしてこのレース直前に実施したサンアントンでのトレーニングが、今回の難コース攻略の鍵となったことも明かしてくれました。
これで開幕戦の2位に続き、2戦連続でSLの表彰台にあがったマット選手。これからの更なる躍進に期待したいと思います。
FIS スキーワールドカップ2013-14シーズン男子スラローム第2戦結果
2013年12月15日: Val d'Isere/フランス
Rank | NAME | NATION | 1st run | 2nd run | Total | SKI |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | MATT Mario | AUT | 51.52 | 53.07 | 1:44.59 | Blizzard |
2 | HARGIN Mattias | SWE | 52.32 | 52.80 | 1:45.12 | Nordica |
3 | THALER Patrick | ITA | 51.84 | 53.53 | 1:45.37 | Fischer |
4 | GRANGE Jean-Baptiste | FRA | 52.01 | 53.40 | 1:45.41 | Fischer |
5 | LARSSON Markus | SWE | 52.11 | 53.35 | 1:45.46 | Rossignol |
6 | MYHRER Andre | SWE | 52.23 | 53.29 | 1:45.52 | Nordica |
7 | CHODOUNSKY David | USA | 52.95 | 52.60 | 1:45.55 | Nordica |
8 | MOELGG Manfred | ITA | 52.71 | 52.86 | 1:45.57 | Fischer |
9 | RAICH Benjamin | AUT | 52.61 | 53.02 | 1:45.63 | Atomic |
10 | NEUREUTHER Felix | GER | 52.17 | 53.53 | 1:45.70 | Nordica |
※選手がレースで使用しているTIPプロテクターは、純正アクセサリー(パーツ)としてご用意しているものではございません。ご了承願います